同友会グループ 憂いを解き、人々を健康と幸せに

尿一般・腎機能

尿蛋白 尿中に蛋白が含まれているかを調べています。陽性(+)の場合、腎臓の障害が疑われますが、発熱や疲労などで一時的に陽性になることもあります。
尿潜血 尿中に血液が含まれているかを調べています。尿中に血液が含まれていると、腎臓、尿管、膀胱、尿道などに何らかの異常がある可能性があります。
ウロビリノーゲン ビリルビン(胆汁色素)が分解されてできるものです。健康な人でも一部尿中に出ますが、肝臓や胆嚢に異常があると、尿中に多く出てきます。
尿糖 尿中に糖が混ざっていないかを調べています。糖尿病などで血糖値が高くなると尿に大量の糖が混ざるようになるので、糖尿病発見の手がかりとなります。また、尿糖が陽性でも血糖値が正常の場合は、腎性糖尿が考えられます。
クレアチニン 体内で使用された蛋白質の老廃物の一種で、腎臓の機能が低下すると尿中への排泄が減少し、血液中に増加します。
尿素窒素(BUN)
eGFR 腎臓の老廃物を尿へ排泄する能力を調べる検査です。尿蛋白の有無とあわせ、腎臓の障害程度がわかります。
ポイント

慢性腎臓病(CKD)は腎障害や腎機能の低下が持続する疾患で、日本人では約2,000万人以上の方がCKDといわれています。CKDは進行すると慢性腎不全に至り、透析療法や腎移植が必要となります。CKDは改善することが困難なため、早期に診断し重症化を防ぐことが大事です。