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メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは、肥満・脂質異常・高血圧・高血糖など、血管がつまりやすくなり、最終的には動脈硬化となる危険因子を複数抱えている状態のことをいいます。1つ1つの検査値がそれほど悪くなくても、複数の危険因子を併せ持つことで動脈硬化は進行します。この状態を放置すると、脳卒中・心疾患などの生命に関わる病気になるリスクが高くなります。

りんご型肥満の人は要注意!

脂肪は蓄積する場所により、皮下脂肪と内臓脂肪などに分けられますが、メタボリックシンドロームの主な原因は内臓脂肪の過剰蓄積です。脂肪細胞からいくつかの重要な生理活性物質(アディポサイトカイン)が分泌されていて、からだの様々な機能に大きな影響を及ぼしています。

肥満タイプの画像
肥満リスクの画像

メタボリックシンドロームの診断基準

診断基準の画像

脂質異常症(高脂血症)・高血圧・糖尿病に対する薬物治療を受けている場合は、それぞれの項目に含めてください。

まず、腹囲を測ってみましょう。男性で85cm、女性で90cm以上あったら要注意! 腹囲の基準値を超え、選択項目のうち1つ当てはまれば、メタボリックシンドローム予備群、2つ以上該当した場合は、メタボリックシンドロームです。

腹囲の正しい測り方

メタボリックシンドロームに該当した場合、まずは肥満を改善することが大切です。内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、溜まりやすく減りやすいという特徴があります。毎日の食事を腹八分目にし、運動を心がければ、内臓脂肪を減らすことは十分可能です。ライフスタイルを見直し、まずは腹囲を5cm減らすことを目標にしましょう。