特定健診とは?
メタボリックシンドロームに着目し、「病気を予防する」ことを目的とした特定健康診査(特定健診)・特定保健指導が、医療保険に加入している40~74歳のすべての方を対象に、平成20年度から実施されています。この特定健診では健診結果に基づき、メタボリックシンドロームのリスクに応じて保健指導レベルを決定し、特定保健指導が行われます。
妊産婦・長期入院者・海外在住者は対象外となります。
メタボリックシンドロームの診断基準
● 必須項目
○ いずれかの項目を実施
■ 当該年度の健診結果・既往歴・視診などで、医師が必要と判断した場合に実施する項目
受診勧奨判定値とは重症化を防ぐために医療機関で受診する必要があることを示す数値です。
中性脂肪が400㎎/dL以上か食後採血の場合に限り、LDLコレステロールに替えてnon HDLコレステロールを実施することも可能となりました。
特定保健指導レベル
健診結果に基づき、4つのステップでメタボリックシンドロームのリスクに応じて保健指導レベルを決定します。生活習慣の改善の必要性が高い人を「積極的支援レベル」、中程度の人を「動機づけ支援レベル」、低い人を「情報提供レベル」と3つのレベルに分け、保健指導が行われます。
特定保健指導
健診結果により決定した3つの保健指導レベルに合わせ、一人ひとりにあった健康づくりの方法を考え、支援していくことが特定保健指導です。「積極的支援レベル」「動機づけ支援レベル」の方は保健指導に積極的に参加して、メタボリックシンドロームを予防・解消しましょう。
情報提供レベル 健診結果と同時実施 | 健康な生活習慣の重要性に対する理解と関心を深め、生活習慣の見直すきっかけとなるよう、基本的な情報を提供します。この「検査結果の見方と活用」をご活用ください。 |
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動機づけ支援レベル 原則1回の支援 | メタボリックシンドロームのリスクが出はじめた方を対象とした保健指導です。対象となった方には、医師、保健師または管理栄養士による保健指導が1回行われます。保健指導により、自分の生活習慣の改善点に気づき、無理のない行動目標を立てるサポートを受けることができます。 |
積極的支援レベル 3ヶ月以上継続的支援 | メタボリックシンドロームのリスクが重複している方を対象とした保健指導です。対象となった方には、医師、保健師または管理栄養士による保健指導が3~6ヶ月間、積極的に行われます。生活習慣を改善するために、無理のない行動目標を立て、継続して実行していくためのサポートを受けることができます。 |