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新緑の季節、積極的に屋外に出ましょう

新緑の季節、積極的に屋外に出ましょう

冬に葉を落とした木々が芽吹き、鮮やかな緑色の若葉が茂る5月は新緑が眩しい季節です。

木々の緑は眺めるだけでも癒しの効果があると言われていますが、さらに緑が豊かな環境で過ごすことは健康にさまざまな良い影響をもたらします。

緑の健康への効果ですが、緑色には心理的な回復力を高めポジティブな感情を増加させる作用があると言われています。屋外に出て自然に触れることにより副交感神経が優位となりストレスホルモンが低下してリラックス効果が高まり、気分がリフレッシュされストレスが緩和されます。また、心拍数や血圧が下がり心臓病のリスクが低下することも報告されています。さらに、全身の疲労だけでなく眼の疲れを減らす効果、睡眠を改善させる効果、身体活動の促進効果、免疫や認知能力にも好ましい影響を与えるとの報告もあります。

新緑の季節は気温も程よく屋外活動に最適ですので、ウォーキングやサイクリングなど積極的に外に出るようにしましょう。緑を見るだけでなく鳥のさえずり、葉や枝の擦れる音、風の音などを聞くこともリラクゼーション効果をさらに高めます。

また、樹木からフィットチッドと呼ばれる芳香成分が放出されています。独特の香りがしますが、自律神経に影響を与えて、心を落ち着かせる、快適な睡眠を促す、免疫を向上させるなどの効果があります。ウォーキングや自転車を時々止めて深呼吸をして新鮮な空気を吸い込むとフィットチッドが多く身体の中に入り効果が促進されます。

もちろん、郊外に出かけ森の中を散策するだけでなく樹木の多い公園などを散歩することでもリラクゼーションに繋がります。手軽に出かけやすい場所を探しましょう。

さて、ウォーキングやサイクリングの際の注意点ですが、新緑の季節はヒノキなどの花粉が多く飛んでいます。また、紫外線も強くなり始めています。そのため、花粉症のある方は抗アレルギー薬の内服や点眼・点鼻、メガネやゴーグル、マスクなどの着用が必要です。また、日焼け止め、日傘、帽子、サングラスなど紫外線対策をしっかり行うことも大切です。さらに、動きやすく紫外線を通しにくい素材の衣服を着ることや足に合いクッション性の強い靴選びも重要です。

25度以上の夏日の日もあり気象条件によっては熱中症も起こることがありますので、こまめな水分や塩分の摂取など熱中症に対する注意も必要です。

新緑の季節から運動して汗をかくことは熱中症になりにくく猛暑に強い身体づくりに繋がりますので、積極的に屋外に出るようにしましょう。

産業医 佐藤 潤一

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