保健師コラム 小石川の健康散歩道

第11回 新生活を迎える時ほど大切に!家族・身近な相手とのコミュニケーション

保健師 内田 道子

春は変化の季節といいますように、新年度を迎え、新たな生活や人間関係をスタートさせた方も多いかと思います。新年度開始から1ヶ月半、そうした変化に慣れてきた頃でしょうか。
かくいう私は、この春に育休から復帰し、いまだ新生活と格闘している毎日です。
妊娠、出産、育児を通し、ライフスタイルはもちろん、心身ともに多くの「変化」を感じてきました。人間関係でいえば「ママ友」といった新たなコミュ二ティも加わりました。
そこでよく話題になっていたのは「夫へのイライラ」など夫との関係性の変化についてです。
実はこうした変化、単なる夫への不満ではなく、「オキシトシン」というホルモンが関連しているそうです。
科学的根拠に基づく不満、イライラというわけですね!

オキシトシンは出産を機に女性の脳から大量に分泌され、我が子への「愛情」を強める反面、「他者への攻撃性」も強める働きがあります。
その結果、育児に非協力的な人間は敵とみなして攻撃の対象となる…まさに夫が攻撃の対象になってしまう、ということです。
そこでオキシトシンを攻撃性ではなく、愛情を強める方向に働かせるために夫にできることは、育児の分担といった物理的な関わりだけではなく、

  • *常に育児でストレスを抱える妻の状況に寄り添う気持ちを示す
  • *辛さを理解、共感し、頑張っていることを認める

こうした精神的な面での関わりがポイントのようです。
気持ちに寄り添い、思いを共感する…夫が妻の育児相談に真剣に耳を傾けるだけでも効果的ということですね。「傾聴」の姿勢、まさにカウンセリングの理論です。

育児という新生活を通して、改めて身近な存在である夫とのコミュニケーションについて考えさせられました。今回は育児における夫婦関係での変化についてピックアップしましたが、新生活においては、育児に限らず、身近な方とのこれまでの関係性にも何かしら変化が生じているのではないでしょうか。
新たな人間関係に目が向きがちで、身近な相手をあまり意識しないことが多いかもしれません。しかしご自身が、もしくは身近な方が新生活をむかえた時こそ、これまでの身近な相手とのコミュニケーション、改めて気にかけてみることも大切ですね!
気心が知れていると思う相手ほど、じっくり相手を観察し、変化を見逃さないようご注意です。

余談ですが…
このオキシトシン、実は我が子と触れ合うほど男性にも分泌されてくるそうです。「イクメン」と呼ばれる男性も増えておりますが、こうして子育てに関われば関わるほど、オキシトシンパワーも加わり、子供との関係はもちろん夫婦関係も良好に、家族の絆も深まるのですね!

同友会メディカルニュース / 医療と健康(老友新聞)

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