保健師コラム 小石川の健康散歩道

第23回 釣って食べる!海釣りのオススメ
~船酔い(乗り物)酔い対策編~

保健師 脇神 亜希子

船酔い

初夏の陽気が続いたゴールデンウィーク、みなさまはどのように過ごされましたか?
5月は、メバルやマアジ、マゴチなどの魚が釣れる時期。
連休を利用して、外房にイサキ釣りに行ってきたのですが、久々にまさかの船酔い・・・。
前日の睡眠不足、また予報で「波うねり強め」という前情報を意識していたこともあり、症状を起こしやすくなったのでしょう。
開始1時間ほどは釣りどころではなく、ぐったりと船室をあたためる結果となってしまいました。

乗り物酔いは別名『動揺(どうよう)病』とも言われ、船やバス、自動車の他、ブランコや遊園地の乗り物でも起こります。
最近は、VRゲームや自動車教習所のシミュレーターなどで同様の症状が起こる3D酔いも知られています。
年齢的には2歳頃から始まり、三半規管の成長と関連する12歳前後にピークを迎え、その後はだんだんと少なくなります。
乗り物酔いしやすさの7割前後は遺伝的な要因が関係しているとされ、男性よりも女性、欧米人よりもアジア人の方がなりやすいことも分かっています。

<メカニズム>

乗り物酔いは、眼からの視覚情報と耳からの揺れの情報、過去に蓄積された大脳の経験情報との間にズレが生じたときに現れます。

<原因>

①環境要因:繰り返す発進と停止や揺れ。ガソリンや乗り物特有のにおいによって誘発されることも。

②心理要因:過去の乗り物酔い経験から「また酔うかも」というストレス、酔った人を見て自分も具合が悪くなることも。

③身体要因:前日の睡眠不足や過労、体調不良のほか、空腹や食べ過ぎ。

4つのNG
寝不足・空腹・手元の文字を見る・急発進や急加速 が重なると、普段酔わない人も含めて8割以上が酔うという研究があります。

<予防と対策>

予防のポイントは、情報認識のズレを減らすことと、自律神経の働きを正常に保つこと。
タイミング別に対策をお伝えします。

1.乗る前にしておくこと
  1. 乗る30分~1時間前に酔い止め薬を飲んでおく
  2. 十分な睡眠、過労対策をし、体調を整えておく
  3. きついベルトや身体を圧迫する衣類を避ける
  4. 空腹や満腹は避け、軽食をとっておく
2.乗ったら行なっておくこと
  1. 乗り物では車の助手席やバスの前方、船は後方など揺れの少ない場所を選ぶ
  2. 進行方向を向いて座りなるべく頭を動かさない
  3. 遠くの景色を眺め、手元の読書や携帯操作などを避ける
  4. 歌を歌ったり、音楽や会話に集中するなど気を紛らせる
3.それでも酔ってしまった時は・・・
  1. 風にあたり、遠くの景色を見たり目をつぶる(寝てしまうのも効果的です)
  2. 嘔吐をもよおしたら我慢せずに吐いて口の中をゆすいですっきりさせる
  3. 頭や体を出来るだけ揺れないように固定する
  4. 乗り物酔いに効くツボを押さえる
    侠谿(きょうけい)
    足の薬指と小指の付け根の間の薬指よりの凹んだ部分。
    乗り物酔いにすぐ作用してくれるツボと言われています。

三段構えで対策し、これなら『酔わない』と自信をつけておくことも心理的に酔いにくくなるポイントです。
乗り物酔いしやすい方は、しっかりと対策をしてこれからのレジャーを楽しんでお過ごしください。

同友会メディカルニュース / 医療と健康(老友新聞)

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