保健師コラム 小石川の健康散歩道

第18回 五感を働かせ、楽しみながらの英語習得!認知症予防にも効果的!?

保健師 内田 道子

東京オリンピック開催決定、「お・も・て・な・し」に沸いたあの日から4年が過ぎました。
観光庁が2017年に行った訪日外国人旅行者へのアンケートによると、旅行中困ったことの中で最も多かったのは「施設等のスタッフとのコミュニケーション」でした。
2020年、困っている外国の方に目をそらさず、あえて自ら話しかけられる、そんな英語でのコミュニケーション、おもてなしができたら素敵ですよね。

ちなみに、文部科学省の発表によると、グローバル化に対応した英語教育改革として、オリンピック開催と同じ2020年から日本の英語教育が大きく変わるそうです。
これを受け、今英語教育は過去最高の過熱化を見せているそうで、実際、3歳になる娘を持つ我が家へも英語教育の広告が色々届きます。
3歳…英語を取り入れるに早いのか、適齢期なのか…
ちなみに「早期からの第二言語を習得すると、母国語が中途半端になる」といった意見もあり、これについては多くの議論がなされているそうです。しかし言語には「臨界期」(「何かを効率的に吸収し学習できる期間」のこと)というものがあり、いろいろな説がありますが「語学の臨界期は10歳まで」ということが多く言われております。
日々目や耳からの情報を通して、自然と日本語を覚えていく娘。この成長目まぐるしい2~3歳の時期に、英語を取り入れると、確かに日本語同様、自然と英語を取り入れてくれるのでは…。
半ば広告に踊らされながら、好きなキャラクターの英語教材を試してみました。母の独断の試みでしたが、好きなキャラクターということもあって、没頭して遊んでくれます。
子供に限らず、脳科学的には、こうして「その情報を聞きたい、読みたい」といった自分が好きなことや興味のある内容の時に最も学習効果が高まるそうです。
また人間の脳は「五感」を働かせて記憶する時、より強く記憶する性質があり、使っている感覚器官が多いほど、長期間にわたって残りやすいと言われています。例えば、音読は「読む(視覚)」と「聞く(聴覚)」を使っているので、本の内容を定着させるためには非常に効果的ということです。
確かに子供に限らず、英語を習得のためには、好きなDVDを英語で見るなどもよく聞きますが、これは脳的に「学習効果が高まっている状態」で、かつ「視覚・聴覚を働かせて記憶している」ということですね。リンゴを「アップル」ではなく「アッポー」といったそれらしい発音で話す娘の英語習得状況をみていると、確かにとその効果を感じます。また連日英語のアニメを共にする私も自然と耳なじみの英語フレーズが増えてきました。
そして英語学習において、さらに興味深い研究が・・・。
母国語以外の第二言語を勉強している人は、年老いた時に起こる認知能力の低下が少ないという統計結果が出ているそうです。たとえそれが臨界期をすぎた成人以降からの取り組みであってもということです!そのほか、認知症やアルツハイマー病の発生を4年半遅らせる効果があるという研究結果も。多言語を勉強する行動には、思考能力などの「脳力」の向上や老化に伴う脳の機能低下を抑制する効果があることが明らかになってきているということですね!
「脳トレ」としての効果も期待できそうな英語学習。皆様も五感を働かせ、楽しみながら英語にふれてみるのはいかがでしょうか!

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