保健師コラム 小石川の健康散歩道

第14回 太鼓に感動!

保健師 折野 順子

先日、初めて和太鼓の演奏を聴く機会がありました。今まで、お祭りやイベントでの太鼓は聞いたことはありますが、本格的なプロの演奏は初めてです。どんな舞台になるのか予想がつかないので、とても興味津々という気持ちでした。

演奏者は林 英哲氏という「鼓童」の創設にも関わった方で、現在はソロ演奏者として活躍される以外に若手和太鼓奏者とユニットを組んで活動もされています。
今回の演奏は林氏と「英哲風雲の会」というユニットのメンバー4名によるものでした。実は娘が習った太鼓の先生がユニットメンバーのひとりでしたので、ぜひ先生の晴れ姿を見に行こうとなったのです。

そして、その演奏は素晴らしいものでした。太鼓と人間しかいない空間で、太鼓の音と振動が予想できない流れで繰り広げられるのです。私は息をすることも忘れて見入ってしまったというか、聞き入ってしまいました。もちろん演奏者の筋肉も美しくとても素敵でした。ラストは林氏が一人舞台中央に残り、太鼓を打つ凛々しい後ろ姿の上から花びらが2枚舞い落ちるという、とても粋な演出でした。
演奏が終わっても身体が上気する感覚は続き、とても満ち足りた気持ちになりました。

私たちは「感動」すると、涙がでたり、顔が赤くなったり、身体が震えたりしますが、「感動」は脳の働きまで変えてしまうそうです。人と会って大切な話をしているとき、または何か心動かされる物事と向かい合っているとき、どれだけ感動できるか、つまり「感動する力」が大きいかによって人間の器が決まってくるそうです。
深く感動できる人は大きな人になるのですね。

たとえば、子供の時病気で入院した時に看護師さんの優しさに感動して、将来看護師になろうと思ったり、ミュージカルをみて素晴らしいダンスと歌に感動して、ミュージカル俳優になりたいと思う人は少なくないと思います。しかし、そのために努力を続けられる人はどのくらいいるでしょうか。感動する力が大きい人がなりたい自分になる、自分を変えることができるのではないかと思います。

そして、私は太鼓の演奏に感動しましたが、残念ながら「太鼓を習いたい」という気持ちにはなりませんでした。しかし、何か芸術的なことをやりたいという気持ちになり、やりたいことを模索中です。きっと、私の「感動する力」は大きくないのかもしれませんね。

健康のコツとして「1日5回感動して、5回笑う」という言葉を聞いたことがあります。「花がきれい」「コーヒーがおいしい」「空がきれい」など、暮らしの中に小さな感動を5つ見つければ、5回以上笑顔になれるという意味です。笑うことは自分だけでなく、周囲も幸せな気分になりますので、とても大切なことだと思います。
そして、ときには大きな感動も味わいたいですね。

ちなみに、今回の太鼓演奏は「成人の日コンサート2017」の1演目です。このコンサートは毎年成人の日にサントリーホールで開催されます。今回は太鼓演奏の他に、サックスのソロ演奏、オペラがあり、ジャンルの違う芸術を楽しむことが出来てとても満足でした。ロビーで飲んだビールも美味しく、ちょっぴり贅沢な気分に浸っていました。

とてもお勧めのコンサートですので、皆さんもぜひ出かけられ「大きな感動」を体験しませんか。

参考文献
 「脳が変わる生き方」茂木健一郎 著

同友会メディカルニュース / 医療と健康(老友新聞)

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